制作途中報告。だいぶ進んだ。

作品づくり 2014年7月23日

IMG_0725さてずいぶん時間がたってしまいましたが、制作途中の作品公開。ここのところ毎晩、コツコツ制作に集中しています。私が作っているものはキルトではないかもしれない。生地を使った切り絵、又は貼り絵だと思います。でもどう作るかとか、どんな技法で、なんていうのは全く関係がなく、本当にステキだと思った建物や風景・空間をどうやって表現するか。どこまで自分の感じたままをその通りに表現できるか。ただそれだけです。ミシンでも手縫いでも生地でも絵の具でもいいのです。それを見た人がとても良いIMG_0785気持ちになったり、感動してくれたりしてくれたら、それが私の一番の原動力になるものだと思います。私はずいぶん前からキルトの世界にどっぷりつかり、今はこの業界で仕事をして何年にもなるけれど、表現方法は自由でありたい。何だか最近そう強く思います。ずっと昔に言われたコトバが頭に残ったままなのです。まだまだ若くお店もやっていない頃、アメリカで学んできた技法を使って作った作品を見たある人に「切って貼っただけでしょ」と言い捨てられ、その瞬間から何かが引っ掛かってずっと悔しい気持ちがありました。だけどこうして何年もたって私が出来ることは同じこと。切って貼っただけです。もちろん細かいアップリケだって出来るし大好きだけど、表現方法は他人が決めることじゃない。
ずっと絵画がIMG_0790好きだったのに、高校の美術の先生に「こんな描き方はおかしい」とたったひとこと言われた瞬間から何も描けなくなった時期がありました。私は生粋のB型で自由じゃなくちゃ生きて行けないのです(笑)。

という話をしたのは、つい先日、娘に「あそぶじかんがなくちゃイヤなの!」と反発されたからでした。娘はB型じゃないけれど、人間、ある程度余裕をもたせないとね。

私はその人(名前も顔もいまだに忘れられません)に言われたそのコトバに傷ついたけれど、ただ単にその人の立場から見たらタブーだっただけで、私がその枠(キルト業界)に合わせる必要は最初からないのに、自分の能力のなさを認めたくなくてそのコトバのせいにばかりしていたような気がします。もっと自由に、絵を描いたり布を切ったりしたい。変なところに生真面目だったりこだわりが強かったり、そのくせたった一言のコトバに打ちのめされてしまったり。そろそろ見栄とかプライドなんて捨てて(夫にはそんなものあったのか、と驚かれそう)弱い自分だってさらけ出して作品づくりに没頭したい。

・・・と、娘のたった一言で考えこんでしまった39歳B型女でした。

作品の建物はカフェ、アトリエフェリス(Art+eat atelier feliz)さん。

コメント

  • azuki says:

    seikoさん、おはようございます。
    作品の一端が拝見できて、とても嬉しいです。
    こんな風にして制作過程を見せていただいてホントに感激です。
    そして、seikoさんの今日のコメント、私、何回も何回も読み返しました。
    私もseikoさんと同じ思いがずっとあって、何かがすっきりせずに、キルト制作をつづけていたからです。
    E先生の作品に感動して、教えていただく中で、日本のキルターからは、
    「布を切り刻んで上から網をかけてダァーと縫っただけのアレね。」とか言われて、
    日本ではキルトとして認めてもらえないのかなとがっくりして、やめようかと思ったり、
    もっと細かな技術をみがかないと…とあせってみたりしていました。
    でも本心は、私は工芸家になるつもりはないし、もっと自由にアートな作品づくりをしたいとずっと思っていたのです。
    そのうち、海外のサイトで見た作品から学んだり、外国のアーティストのクラスで学んだり、
    なによりE先生の作品に対する情熱やスピリッツをずっと学ばせていただき、やっと最近私もキルトに対する自分の思いが自由に解放されました。
    seikoさん、自分の好きな方法で表現すればいいんです。なんでも自由ですよ。
    日本では、「クズの布で切りっぱなしで作ったのね」と酷評されるかもしれないけど、
    外国では「布を切り刻んで使ったら、こんな素晴らしい作品になるのね」と評価してくださいます。
    seikoさん、私はseikoさんから、マシンキルトの素晴らしさ、アートキルトへの憧れ、みんな教えていただきました。
    そして、自由に布と糸で何かを表現する楽しみもね。
    「自分が感動したままの情景を、布と糸で表現したい」という気持ちを大切に、今ではキルト作りをしています。
    なので、わたしも布を貼ったり、切り刻んだり、色を塗ったりいろんな技法を楽しんでいます。
    seikoさん、これからもいろいろ教えてくださいね。
    そして、キルト作り楽しみましょう!

  • Seiko says:

    Azuki先生
    ああ、こんな近くにいらっしゃった。同じことを思っている人が(笑)。そうなんです。まるっきり同じです。日本ではとくにミシンよりも手縫い、貼るより縫う。それが絶対的な地位にありますよね。私が留学していた15年前に比べればだいぶ日本でも作風が変わってきましたがそれでもまだ一般的には「細かさ」とか「縫い目」とかそんなところばかり重要視されますね。
    もちろんそれだって本当に素晴らしいことですけどね。
    とりあえず今日も制作に励みます!

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