The cotton conection

2012.08.08

男の料理とパパ料理

保育園にお迎えに行くと、必ず何かを制作している最中で、「まっとってー!!」と待たされます。そして出来上がった絵などを見せてくれるのですが、いつも「おかあさん」の絵だったり女の子やうさぎの絵なのですが、昨日は違いました。「お父さんへの手紙」でした。ピアノのレッスンへ急いで行きたかったので、車の中で読んでもらいました。内容は「おとうさん、いつもありがとう。それで、いつもおいしいごはん、つくってくれてありがとう」でした。え~?最近一生懸命作ってるのはお母さんだよ。お父さんいないし、なんで??と聞くと、「だってお母さんが病気したときにチャーハン作ってくれたもん。それから東京ドームにお仕事(年に一度のイベント出店です)行ってた時、毎日パソコンでお話したでしょ(スカイプ)。あの時も一生懸命つくってくれたよ。それから逗子にいたときは土曜日とか日曜日のお休みの日にいつも作ってくれていたよ」・・・とそれはもう細かく説明してくれました。確かにその通り。何が驚いたかと言うとそういう細かい内容を今でも覚えているということ。引っ越してくる前の逗子での生活をしっかり覚えていること。私が真冬の10日間前後、必ずいなくなるのはなぜかということ、まだまだ距離の感覚や仕事の理由など全く分からないと思っていたのに。話せば全部覚えている。説明すればきちんと理解することが出来る。ついこの間まで今通っている市橋保育所(イチハシホイクショ)を逗子市役所(ズシシヤクショ)なんて言っていたのに。言葉とはうらはらに、心の中ではこれまでの暮らしがしっかり記憶に残されていました。あ~あ、この子はもう5歳なんだ。と思いました。それにしても、毎日頑張るお母さんよりも時々(特に)美味しいご飯をつくってくれるお父さんの方が印象が強いなんて!
先日、といってももうずいぶん前だったと思いますが、「男の料理」と「パパ料理」の違いについてという内容をラジオで話していました。「男の料理」というのは、とにかく自分が主役。自分の好みや美味しいと思うもの、今自分が食べたいものを素材などにこだわって豪快に作る料理。もちろん片付けはしません。そして「パパ料理」とは、家族が主役。子どもや妻が食べたいと思うものを、冷蔵庫にあるものなどでサっと作る料理。出来れば片付けも手伝う・・・ということでしたが、なるほどーと思いました。夫の料理は「パパ料理」だと思います。キッチンで私や娘の大好物であるから揚げなどを作りながら、次の日の煮込み料理の下ごしらえなんかをしていたりします。そして自分はから揚げが特に好きではないのであまり食べなかったりします。はっきり言って「パパ料理」というよりも、完全に「主婦」に近いです。
090408 2061夫自慢になってしまいましたが、とにかく恵まれた私は娘の「お父さんありがとう」にも目をつむらなければ。

画像はおまけ写真。ピアノの先生の家はのどかな田園風景の中にあります。玄関をあけるとご覧の景色。うまく色が出ていませんが、夕日の影が田んぼにすーっとのびて、波のようにさらさらゆらゆらととてもキレイでした。あんまり素敵なので撮影を、と思い、「そこにたっちしてー」と言ったら、柵に「タッチ!」と手で触ってさっさと駐車場に向かう娘。・・・確かに。たっちしたね。お母さんは「その柵の前に立って」という意味だったのだけど。もう赤ちゃん言葉は通用しません。寂しいなぁ。

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