The cotton conection


 
先日、娘のお弁当の日がありいつもより朝早く起きました。そういう忙しい日に限って、息子がわあわあ「一緒に寝てくれなくちゃやだー」と泣きます。寝かしつけが何度目かになると「おかーさんだって寝たいよ!」と逆ギレしてしまいます。
 
そしてその日は息子のオープンスクール。気を取り直して、可愛い我が子を見守っていると、そろそろ帰る時間・・・となるずいぶん前から私の手を握りしめて離さない。ランチタイムが始まり、「さあ帰るね!すぐに迎えに来るよ」というだけでもう口元がわなわな・・・とふるえ、目には涙いっぱい。「ひとりぼっちになっちゃうよ。ここにいて!おかあさんがいなくなっちゃうとごはんが食べられない!スプーンがつかえないよ。ひとりでダイナソーとあそべないよ。」などなど「寂しい」という気持ちを今彼が使えるすべての言葉を使って一生懸命訴えていました。たった数時間のお別れだけど、息子にとってはどんな時間に感じるのだろう。
 
その昔、娘が小さかった頃を思い出しました。東京から逗子に引っ越したあの頃。今の息子よりもうすこし小さかったかな。保育園の先生の前で娘が私の足にしがみついて泣くのをなだめながら、私も一緒にポロポロと涙をこぼしていたのでした。
 
さて息子が泣きながらランチを食べているとき、娘はお弁当。6年生女子ですがなぜかドラえもんのお弁当箱。数年前からお弁当にはお手紙を入れています。SNSでどなたかがそうしているということを書かれていて(すみません、友人なのか知り合いなのか、知らないかたなのか覚えていません・・・)、これはいいな、マネさせてもらおう!とはじめたのがきっかけです。一ヶ月に1〜2回のお弁当なので、苦もなく続けられています。「いつもありがとう」とか「こないだはがんばったね」もちろん「ごめんね」など本当に数行の小さな手紙です。美味しい手料理のお弁当とか、可愛いキャラ弁などがつくれないので、せめてこのお手紙だけでも楽しみにしてくれたら・・・とかかさず続けています。はい、自己満足です。本人からお返事はもらえません。そして春から中学生。毎日お弁当!さあ、手紙をどうするか・・・。生まれて数ヶ月から始まった送迎。ご近所の託児所、保育園、引っ越して次の保育園、また引っ越して次の保育園、それから小学校。毎日12年続いた送迎がこの春終わります。私の方が子離れ出来るか心配です。
 
この日の夜、ベッドの中で息子に言いました。「今日はランチタイムお母さんいなくなってごめんね。よくがんばったね」すると息子は言いました。「やさい食べなくてもい〜い?」・・・。母が謝る=条件反射で何かをお願いする。手強い3歳です。
 
そして先生からは「その後カレーライスをおかわりして元気いっぱい!」と聞きました。子どもは強い。メソメソするのは私の方です。笑

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