ロンシャン礼拝堂から夕方帰って来た私たちは、そのままメトロを乗り継ぎ「ヴァンセンヌの森」へ。目的地はヴァンセンヌ城です。パリの中にあってこんなに簡単に行けるのに私は初めてでした。そしてこの旅の中で一番気に入った場所です。
Chateau de Vincennes(シャトードゥヴァンセンヌ)。ドンジョンの塔は52mの高さを有し、これは中世ヨーロッパの砦の構造物としては最も高い・・・とウィキペディアには書いてあります。城の中に入るといくつもの部屋があり、かつては色とりどりに装飾され大変美しかった…という展示がしてありました。とにかくパリに来て階段を上らない日がありません。どこに行っても(メトロでも)階段、階段、階段・・・。筋肉痛はふくらはぎだけだったのに、足腰まで痛みだし大変でした。だけどそんな痛みもふっとぶ(?)くらいここは本当にステキでした。まさに、ザ・お城という感じ。シンデレラが出てきそうでした。王様の狩猟小屋から刑務所、磁器の工場だったり戦争中にはたくさんの人が処刑されたり、と長い歴史の中で様々に使われてきたのはどこのお城も同じかもしれませんが、秋のようなさわやかな今日の天気と、モダンなロンシャン礼拝堂を見て来た後に、ドーンとそびえ立った歴史あるお城、この組み合わせがさらに感動させたのかもしれません。
20時でも21時でも明るい夏のパリ。あちこち観光して今日の夕飯にたどりつく頃も、まだまだ明るい。娘がいるので、きちんとしたコースの出る…というか時間のかかるフランス料理レストランは避け、いつも気軽に入れるカフェを選びます。写真は、娘が気に入ったクロックマダム。そしてパリのカフェで正座してポップコーンをほおばる日本の少女。