The cotton conection

2012.08.30

大泣きの日

090408 2428前に書いたかどうか忘れましたが、今娘が通っている保育園には、東側と西側の両方に入り口があります。いつも西側の正門にある駐車場へ車をとめて、園庭又は教室まで送ります。この西側の門を「ポケモン」と呼び、東側の門は「ドラえもん」と呼ばれています(笑)。保育園だけの規則で、ポケモンに車をとめた人は、一方通行でドラえもん側へ進み、その後大きな道路へと出て行きます。これは園庭の南側にある田んぼを囲ってぐるっとまわるカタチで、園庭で遊ぶ子どもたちからはよく見える通路になります。さてなぜこれを説明しているかと言うと・・・先日の娘の姿が忘れられないので(親バカですが)また記録しておこうと思いまして。
3泊4日の楽しい旅行から帰ってきた次の日、保育園に行きたがらずめそめそしていました。数日前に階段から落ちて鼻の頭を派手にすりむき怪我をして、それがなかなか治らずとうとうとびひのようになってしまい、保育園のプールもお休みしなくてはなりません。久しぶりに会った逗子の大好きな友達との時間、なかなか普段は会えないお父さんやおじいちゃんおばあちゃんと心置きなく遊べた時間を思い出してはめそめそ。プールという楽しみも奪われ何のために保育園に行くのか希望を持てず、しかも顔がキズだらけで赤いので「おともだちに笑われる」と気にして顔を手で覆いながら歩く。何とか園庭まで連れて行きましたが泣き声は大きくなるばかり。小さなクラスの子が泣いているのは日常茶飯事ですが、年長組さんが大声で泣いているのは今の時期珍しいです。私の手をどうしても離さないので、決意した先生が無理やり引き離しダッコしてくれました。しかし汗と涙と鼻水と怪我でぐちゃぐちゃになった顔で「おかあさん!おかあさん!」と誰よりも大きな声で叫んでいる娘を置いてくるのはかなり心苦しい。どうせ忘れちゃう、午後には楽しく遊んでいる、と自分に言い聞かせ車に乗り込みました。しかしその後の光景が~。ポケモンからゆっくりと発進し、ドラえもんまでの道のり。娘は大声で叫びながら園庭を走って車を追いかけるのです。フェンスに並行して泣きながら走ってついてくるのですが、私も笑顔で手をふるので精一杯。もうこれ以上は追いかけられないというドラえもんのフェンスにしがみつき、最後はしゃがみこんでフェンスをガタガタさせていました。
小さい頃はもちろんしょっちゅう泣いていたけど、何でも分かる年頃になってからここまで大泣きされるのははじめて。楽しかった休日が忘れられずにダルイなぁと思う月曜日が大人にもよくあるように、ほんのちょっとの我慢でまた日常に慣れていくよ、なんて説明しても分からないだろうね。子どもは全身で感情を表現するんだなぁとあらためて思いました。
そして夕方のお迎えの時間。おそらく朝の出来事を引きずっているのは私だけで娘にとってはとっくに忘れた過去の出来事。だけどどうしても何かしてあげたくなるのが親心。お夕飯は、最近娘が大好きな冷凍の(すみません)ちゃんぽんとタコときゅうりわかめの酢の物。デザートは大好物のぶどう。かなり手抜きで申し訳ないけど、これが一番喜ぶメニューだと確信しました。(本当はここで愛情たっぷりの手づくりメニューだったら「良い話」になりそうだけど。)朝の泣き顔はどこへ・・・。迎えに行って今日のお夕飯はねぇ~と話すと、案の定手をたたいて大喜び。娘はもしかしたら他の子よりも感情表現が大げさかもしれないけれど、この激しさについていくために、母親の私も毎日喜怒哀楽の波が高い日々を送っています。この子がいなかったらほぼ波のない静かな心で日々を過ごしていたかと思うと、子どもの存在って大きいなぁとつくづく思います。

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