The cotton conection

2012.12.12

090408 4130雪が降りました。この時期に降るのはどうやら早い方らしいですが、岐阜の冬を始めて過ごす(予定)の私としては早いも遅いも一緒。とにかく寒い!朝起きたら銀世界。というのは何だかとても新鮮でステキなことに思えますが、それは出かけないで家にいられる日だけ・・・。車のタイヤはまだノーマルなのでどこにも行けません。バスを利用したりしてなんとか仕事には行かれましたが、保育園は徒歩での送り迎え。とっっても近い保育園ですが、普段どれだけ楽しているか。体力の無い私にはちょうど良かったかも。とにかく早め早めに準備をして、娘とふたりのんびりと歩いて登園しました。実はその1・2週間前からこの日を予感(していません)したかのように徒歩で登園していました。「歩いていくとおかーさんとお話いっぱいできて楽しいね!」という娘のことばに微笑みながら、遠回りして建築中の我が家の前を通って保育園に向かいます。雪の日もずっとご機嫌でおしゃべりの止まらない娘。私がひとこと「何だかこの雪は片栗粉みたいだねぇ」と言うと、「そうだね、このカタクリコはすごいね」と知らないのに知ったかぶり。「カタクリコって世界一人気者なんだよ。ふわふわってしていて、コリコリってしていて、お空の上から降ってきて、みんなが大好きになるものなんだよ」と意味を理解しようとしても一生理解不能な内容の話を保育園の門に着くまで続けていました。
家にひとりで帰ると車はすっぽり雪をかぶっていました。これは雪かきしなければ・・・とミシンで縫ってしまった左手の包帯も忘れて素手のまま雪をはらったり、ほうきとチリトリで道路の雪をどけたり。まったく素人の「すみません、関東から来ました」という顔をしてひとり、えっさほっさやっていました。やり出すと止まらない(かと言ってお隣さんの場所までやる気力はない)。夢中でやっていたらちりとりの柄がボキっと折れて、今度は右手親指から血が・・・。まったく何をやっているのか正気に戻り、家に入りました。
そして次の朝、まさか二日連続で銀世界を見るなんて私の人生史上なかったのでびっくり。昨日の雪かきの苦労はいったい・・・。また車は雪をかぶっていました。二日目の雪は少し違っていました。前日と同じく娘と手をつないで雪道を歩いていると、「おかーさん、なにクリコだっけ?」と片栗粉ばなし再開の予感。そこで今度は「今日の雪はお砂糖みたいだねぇ」と言ってみました。(確かに二日目は少しざらっとして重い感じの砂糖でした)すると娘は「あ!そうだね。お砂糖だね。あ~もったいない!おかーさん、踏んじゃだめ!」と大騒ぎ。前日の片栗粉のおしゃべりを聞いている方が良かった。二日目は砂糖(という雪)を出来るだけ踏まないように歩くのが大変でした。
どちらにせよ、今回の雪は水を多く含んでいて日中の晴れ間に道路の雪はほとんど溶け、今ではすっかり車出動も何の問題もない状態。雪かきなんてまったく必要なかった。手のあちこちにバンドエイドを貼って保育園の先生に「おかーさんどーされたんですか?」と聞かれ苦笑いでごまかす岐阜初心者の私なのでした。

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