The cotton conection

2011.05.21

お休み(その2)

0520b母子のんびりデーを不謹慎にも願ったために、娘の熱はその後も続き・・・結局水、木、金と保育園を休んでしまった。おかげさまでのんびりデー満喫ですが、とにかく熱がどうにもこうにも辛そう。誰かが言ってましたね。「夫が病気になったら“かわいそう”と思うだけだけど、子供が病気になったら“代わってあげたい”と思う」。その通りかもしれません。午前中は元気なのでお絵かきしたり本を読んだり、でも午後になるとまた熱が出ての繰り返し。
今日は私の腕も限界に近づいてきたので、娘には申し訳ないけど元気な時間帯に近所の整形外科に行ってきました。病院は入ってみたら100%お年寄り。どうやら今日は特に人気の先生が担当らしく、待合室の交流の場も何だか皆少し生き生きとした感じ。先生に会ってみて分かりました。なかなか格好よく、落ち着いた口調。おばあちゃん率高めな理由がはっきりしました。

さて、やはり腱鞘炎でしたよ・・・しばらく固定して休みなさいといわれても「ムリです」と言うと「じゃ、注射」と思いっきり痛い場所にグッサーとやられました。「イタイー!!!」と叫ぶと娘がすかさず「モトちゃん、ぜんっぜんイタくなーい」と。「当たり前でしょー!」と注射が刺さった状態での母子の会話に先生も大笑い。無事終わり薬局で湿布をもらった帰り、すぐ近くに昭和の香りプンプンの小さな文房具屋さんを発見。吸い寄せられ入ってみると、さすがです。文房具は奥に埋もれ、おもちゃやお菓子、洋服に手作りの帽子、ボタンや毛糸、バッグ、なわとびやボール、糸・ファスナーから染料、小さなスペースに何でもあります。私たちが滞在中、他に二人のお客さん。「方眼紙ありますか?」「油性のこの色のペンありますか?」それぞれ店主のおばあさんが一生懸命探したけど結局見つからず、何も売れない。。。そして私たちは娘が選んだ色画用紙2枚とおはじき。計算したところ全部で162円だったはずが、「100円でいいよー」と。おばあさん大丈夫だろうか。短い間に、昭和47年からやっていること。休みは水曜日だけということ、いろいろ商品が増えちゃって困っていること、お孫さんが3人いて10年間保育園に送り迎えをしたことなど、きっと若かりしご主人であろう白黒の大きな写真とともに、おばあさんの人生をダイジェストで垣間見ることができました。ほんの短い期間ではあるけれど、お店をオープンさせること、閉店させること、継続することの難しさを経験している私にとっては、どんなにりっぱな偉人よりもおばあさんがすごい人に見えました。最後に早く元気になってね、とおりがみで手作りしたお雛様とお内裏様を娘にくれました。きちんとお化粧をしたおばあさんの顔が忘れられません。私もきちんとしなくちゃなぁ。いろいろ。
写真は、買った色画用紙におはじきを乗せ、クレヨンでお花を完成させている娘。

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