娘の通っている保育園では、年長さんはお昼寝がありません。今まで通った保育園もそうでしたが、やはり小学生になる準備でしょうね。1日お昼寝なしで(遊んで遊んで遊びまくって)過ごします。しかし夏の間だけはお昼寝をするようです。そこでお布団の準備をしてくださいと言われていました。西松屋に確かそういうものも安くたくさんあったなーと思い、何も考えずにいたのですが・・・。おばあちゃん、頑張っています。家中を探してそれなりの生地を見つけ出してピッタリのサイズに縫い、そこに綿のわたをつめてお布団を手づくりしているところです。ふかふか、しかも軽い。「カバーもつくったろかー、生地持ってきなさい」と言われましたが、まさか保育園で「お母さん、作ったのですか!さすがですねぇ~」と言われるのを分かっていておばあちゃんに作ってもらうわけにはいきません。せめてカバーのシーツだけでも作ろうと思います。ありがとうございました。
昨日は夕方、県立美術館でキルト展が開催されているというので娘を連れて見てきました。嶋道子先生代表のグループ展だったらしく、広い会場に大きな作品がずらーーっと並んだ風景は圧巻でした。昔ながらのトラディショナルなキルトが多く飾ってありました。ずっとこの世界で仕事も趣味もどっぷりはまっていたのですが、最近すっかり離れた暮らしをしています。何だか懐かしい、初めてアメリカに留学したときのことを思い出しました。町のはずれ、森の中にたたずむ学校の体育館で見た素朴で温かい雰囲気のキルトショー。東京ドームや横浜などの大きな会場の華やかさとは全く別の世界です。あの時のような木に囲まれた美術館の立地も良かったのかもしれません。私は木とか森とかが大好きです。別に詳しくもなんともないのですが、「お!この木の枝っぷり好きだなぁ」とか「この木のてっぺんに座ってみたいなぁ」とか「この幹の形、絵に描いてみたいなぁ」・・・など。(口には出せない)いろいろなことを想像しては何となく心が落ち着くのです。美術館の前に広がる庭はそれほど広い場所でもありませんが高い木に囲まれ大好きです。私がボーっとしている間に娘を見失い、ハッとびっくりして周りを見渡すと、いましたいました。あそこにも私と同じように自分の世界に入りこんでいる子が。どこかの作家さんが作られたオブジェと会話をしていました。
自分のつくるキルトとはまるっきり違う分野ですが、やはりトラディショナルはそれなりに大好きだなぁと実感しました。いつか時間ができたら作ろう(再開しよう)と思っている途中の作品がいくつあることだろう。会場で見た、懐かしいパターン。娘も好きだと言っていた。本当は生まれてくるときに出来上がっているはずのベビーキルト。「これが終わってから」「あれが終わってから」ではいつまでたっても始められない。そんなことは分かってるのだけど。早起きを習慣に出来た今、もしかしたら始められるだろうか・・・。
2012.06.14