先日の朝、大きな大きなさつまいもを差し入れにいただきました。さーてこんなに大きなさつまいも、どうやって消費しよう・・・と思っていました。しかしその日の夕方、おばあちゃんからお誘いが。「おいも堀りにこんかね?」・・・と。娘が喜ぶだろうと思い長袖長ズボン姿に着替えさせて行ってきました。畑は雨が少し降った後で、何もかもキラキラして綺麗でした。先に到着して畑に入ったはいいけれど、どこに何があるのかさっぱり分からない。そのうちに娘は畑でかくれんぼをはじめて調子がのってきたところへおばあちゃん到
着。長靴を履き、蚊取り線香をあちこちにつけ、小さな蚊取り線香は娘の腰に巻き、準備完了。「ココやて!」とさつまいもがたくさん埋まっている場所に足を踏み入れると、10匹以上のカエルやコオロギ、バッタや何やら分からない虫がいきなりあちこちに飛び出し、思わずひゃぁ~と声が出ました(私だけ)。気を取り直して撮影係に集中。おばあちゃんのおかげで娘はすんなりおいも掘り成功。おいもが三つ出てきました。その後娘は退屈するヒマはなく、せっせと土を掘ったり、あっちからこっち、こっちからあっちと持っていったり、ボールに土を入れたり・・・何をしているのかと思えば、「レストランごっこ。買いにきてくださーい」・・・。どこでもなんでも遊びに変えてしまうのはすごいなぁと思います。暑いの一言も言わずに一生懸命土を掘り、「何か植えたい」と言い出しておばあちゃんと「何か」を植えていました。私は端っこから写真ばかり撮り、何だかかわいい双葉だと思って撮影しては、「お義母さん、これなんですか?」と聞いて歩き、大根やにんじん、キャベツにカリフラワーにブロッコリ。オクラにじゅうろく、何でもある畑。「これは・・・?」と言いかけてやめたのですが、何か花が咲いているのかと思ってよく見ると、年季の入ったタイガーバーム。これが何百回、何千回と畑で蚊と戦ってきたお義母さんの大切な必需品です。私にはこの畑が全て土の海に見えるのに、この広い場所でポトンと落ちた(置いてある)タイガーバームを無くさないお義母さんはすごい。蚊取り線香もあちこちに置いてあるけど、土やら葉っぱやらと同じような色で全くどこに置いたのか分からなくなってしまうかと思ったら、お義母さんの目にはどこにあるかいつでもお見通し。
最後はゴーヤのタネ講義。緑の食べられる状態から段々オレンジ色になりそこまでいくとタネが真っ赤になること。オレンジになって下に落ちたゴーヤをいくつもパカっと割って「ほら、見てみー!」の後に娘のキャッキャッと喜ぶ声。そんなゴーヤの神秘と一緒に面白いなと思ったのはゴーヤの葉っぱのカタチ。丸々して可愛いのです。大根の双葉もそうだけど、そういう「カタチ」にばかり目がいってしまう。そして朝からさらに大きなさつまいもが3本も増えた我が家。どうしようかと次の日悩んでいたら、お義姉さんはたくさんのスイートポテトを作ったとのこと。では私もやってみよう。・・・うまく出来たら報告します。
2012.09.10