The cotton conection

2012.12.17

ピアノの発表会

090408 3479ピアノの発表会が無事に終わりました。
興味があるのかないのか分からないくらい、あまり練習をしない子でした。発表会というものがどういうものか知っているはずなのですが、なかなか弾けずに時間だけ過ぎていき、母はイライラ・ドキドキするばかり。そういえば・・・と前回の発表会ではワンピースを作ってあげたな、と思い出し今回も作ることにしました。友人に紹介してもらったお店でとても可愛い生地を見つけ、これなら喜ぶ!と自信を持って見せたら娘はやはり大喜び。「可愛い衣装作ってあげるから、発表会頑張ってね」と言うと、その日からなんと毎日練習するようになりました。簡単090408 3451な曲ではありますが、ゆっくりじっくり楽しみながら学ぶ娘にはちょうど良い曲を先生が選んでくださいました。私は娘が間違えて止まってしまうんじゃないか、とかステージの上で泣き出したらどうしよう、とか自分の小さい頃の心臓が飛び出そうなほど緊張した経験を思うと、数日前からドキドキでした。しかし娘は指折り数えて楽しみにしていたのです。「あ~楽しみ!」と私とは正反対。前日から衣装を着たり靴を履いたり、ピアノの練習は忘れて、ステージに上がることが楽しみで仕方ない様子。そして本番。どんな顔で出てくるかなぁ~と不安でいっぱいだった私の目の前で、娘はグラグラになって抜けそうな前歯が気になって、口に手を入れたまま登場!しかも満DSC_0275点の笑顔。しっかりお辞儀をしてイスに座ると、口をポッカリあけたまま最後まで(ほんの少しつっかえましたが)無事に演奏できました。余裕の表情で心底楽しんでいた娘を見て何だか頼もしく感じました。
夏に姪っ子の発表会を見せに行き花束を渡したのですが、その時に「もっちゃんも欲しいのに!」と言いながらも我慢して渡した花束が何倍にもなって返ってきました。「頑張った子しかもらえないんだよ」と何度も言い聞かせてきて、ようやくもらったプレゼントやお菓子や花束。嬉しそうに抱えている姿をみたら何だか涙が出そうでした。ゆっくりゆっくりやっと弾けるようになり、それほど猛練習をしたわけではないけれど、数年前から誰かが花束をもらったりプレゼントをもらったりして悔しい思いをしていた娘が、今こうして誰かからもらえるまでに成長したんだなと思うとなんとなく嬉しかったのです。姪っ子家族やおばあちゃんが総出で見に来てくれて、娘にとっても私にとっても良い思い出となりました。ほんの一瞬の出番だけれど、一生懸命衣装を作っておいて良かった。皆に可愛いと言われて私も嬉しい。実は上に着ているのはユニクロの真っ白なタートルに花の飾りを縫いつけただけです。スカートは洋裁というよりも工作090408 4132気分でつくりました。いつも綿の生地ばかりだったので、初めて扱う生地は難しく何度もやり直しをしました。上も本当は作ったのですが、どうしてもウエスト部分の見た目がうまく決まらなかったので思い切って辞めたのです。今までなら一晩で(ほぼ徹夜)仕上げてしまっていた服やバッグ。今回はじめて1週間もかかりました。大変でしたが、こうして喜んでくれるのもあと数年。今度は扱いの楽な生地で普段着をつくってあげたいなと思います。(前にもそう言っていたような・・・)
右の画像が没になった服。色味が上の写真と違ってすみません。同じスカートです。チアガール風だったのが、フィギュアスケート風になった感じ。

調べたところ、前回の発表会(娘の始めての発表会)は2011年の5月。その時は私も一緒に弾きました。肝試しのつもりで、とか大人になったら緊張することがないから、とか挑戦の意味で一緒に発表会に出ることを決意したのに、あの緊張はやっぱりもうやだーとあっさり今回は先生におまかせしました。ほんと、ころころ変わる自分。でも連弾だったら、この間の「ミシンで指縫っちゃった事故」のおかげで練習が出来なかっただろうから、と言い訳をひとりでしてみる。家で楽しく弾くのはいいけど、やっぱり発表会は・・・もういいかな。

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