夕方になると何やら音楽がきこえてきて、「どうぞいらっしゃいませー。ご近所の皆さまご一緒にー」と八百屋さんらしき車が。エプロンをつけお財布だけ持った奥さんがすたすたと出てきては、「ほーっほっほ」と楽しそうな会話をしながらお買い物。ついでにご近所の奥さんとも一通りおしゃべりをして玄関に消えていく。そんな風景、昭和の時代に実家の近くでよく見たなぁと何だか懐かしい。
そしてココにはお魚屋さんもやってくる。これは実家では見られなかった。写真がお魚屋さんの車とおじさん。長靴をはいたおじさんが車の後ろに回って、その場でさばいてくれます。住宅街のど真ん中でいきなり包丁をもったおじさんが大きな魚をさばく。最初はぎょっとしましたがカッコイイなぁと思います。
佐世保生まれの九州男児。私の父は釣りが大好き。仕事が忙しいのに毎週のように土日は舟に乗り込み釣りをします。夕方にはいつも釣ってきた魚をさばく父の後姿を見ることができました。それなのに、どうして私は魚に興味がないのか。夫も魚を釣ってきたら上手にさばきます。それなのにどうして私は魚の食べ方が下手なのか。名前も姿もどーーしても覚えられない。
娘に「これなぁに?」と聞かれても答えられない日が絶対に来そうです。こればっかりは頑張れない。
「人には得意・不得意があるんだよ」ということを教えてあげることにしよう。
それから、「魚をさばける男の人」ってカッコイイね!と言い聞かせよう。そうしたらいつかそういう人を選んでくるかな?