無事に引越しが完了しました。これまで帰省で何度も訪れている場所ですが、やはりまず最初に感じたのは・・・どこまでも平らだ!ということです。生まれ育った場所は山の上。こないだまで住んでいた逗子も山あり谷あり川あり海ありの複雑な地形。ココはとにかくどこまでも平らで、空が広く感じます。
いろいろな手続きでここ3日くらい車で市役所や保育園、病院に警察署など行ったり来たりしていますが、信号が今にも落ちそうなほど大きい。そして運転が楽!道が広い!三車線はあたりまえ。でも実は狭くて上ったり下ったりのクネクネした逗子の山道もスリル満点で好きだったんですけどね。到着の翌日は風がとても強かったのですが、駐輪場にとめた私の自転車だけが倒れていました。というのも、私のだけ電動機付自転車。大きすぎて風に弱い。この平らな土地では誰も電動なんて使わないようです。それから分かってはいたけど、コトバが違う。方言はもちろんですが「東側の入り口から入ってください」とか「南から北への一方通行ですよ」とか、左右ではなく東西南北を使うのでチンプンカンプン。それから、それから・・・まだまだ違いがありそうですがゆっくりこの土地での暮らしを味わっていこうと思います。
逗子はたったの2年。だけど本当に濃い2年でした。最後の日、車に荷物を(無理やり)詰め込み家とさよならをして保育園まで娘を迎えに行くと、クラスメートのほとんどがダッコやらギューやら娘との別れを惜しみ、先生方も手づくりクッキーやプレゼントなどを下さり、最後まで可愛がってくれました。そんな人たちと出会えた娘も幸せものです。本当は子どもを生む前から慣れ親しんだ土地に住み、赤ちゃんの頃から娘を知っている人たちに囲まれ、「大きくなったねぇ」と言われながら同じ場所で生活したかった。そこで深い仲の友達と助け合いながら居心地の良い環境の中でずっと暮らしたかった。でもその時々の判断でこうして2回引越しをすることになり、その度につらいこともあったけど、私たち家族は得な道を歩んでいるなぁと思います。きっとこんな経験をしなかったら友達や両親の大切さに気付くこともなかったかもしれない。こういう節目に自分が人とどういう関わり合いをしてきたか、ということが目に見えて分かります。
この10年、仕事ばかりを相手にしてきたと思っていたけど、相手は皆人間でした。新しい生活が始まるけれど、これからも今までのつながりを大切にしなくちゃとあらためて思いました。
引越し当日に届いた東京の友人からの手紙。逗子に引っ越したときも、こうして岐阜に引っ越したときも、「目標を見失わないように!」とのことば。どこに行っても良い友人に恵まれたということにも気付けました。ということは、新しいこの土地でも・・・きっと良い出会いが待っているはず。