最近娘はこの本が大好きです。うさぎの生態や飼育方法などが書いてある本で、確かブックオフで300円でした。「うさぎが飼いたい!」と前から思っていた娘は、この本を隅々まで読みあさり(すべてひらがなで書いてあります)、本の中のうさぎに名前までつけてあります。いつも外出するときはこの本を持ち歩き、先日は私が行きたかった雑貨屋さんで、お店のお姉さんにこの本を見せびらかし(?)、読んでもいいよと(迷惑にも)貸したりしていました。
いつか書いたかもしれないけれど、小さい頃にうさぎを飼っていたことがありました。名前は「リリ」と「モグ」。カワイイうさぎたちで、どこでもかじること、のびるとものすごく長い胴体になることなどを学びました。兄がフンを正露丸と間違えたことなどは今でもよく覚えています。どのくらいの期間飼っていたのか忘れてしまいましたが、私たち子どもがしっかりと飼育をしないので幼稚園にあげてしまうことになりました。その後どうなったのかはかわいそうなので書けませんが、とにかく生き物を飼うことは本当にしっかりとした環境を整え、飼う人の気持ちも整えておくことが大切だと思います。最後まできちんと世話をすると家族皆が誓い合って飼うべきですよね。そのうさぎたちを最後まで可愛がってあげられなかったこと、そのずっと後に飼った犬も、どれだけ可愛そうなことをしたか。思い出すだけで涙が出ます。そして結婚後に飼ったモコ(トイプードル)は、まだ元気に生きています。今はおばあちゃんの家で可愛がってもらっていますが、来年家が完成次第また我が家に戻ってきます。最後の最後まで絶対に一緒に暮らし、たくさん思い出をつくろうと思います。出産や仕事・引越しなどでつらい思いをさせてしまったこの数年間の埋め合わせをしなければ。
そんな私の気持ちも知らず、今日も娘は「うさぎが飼いたい~」と言うのです。そしてモコについては「あ、モコの名前思いついた、“ワンコ”にしよう!」なんて言ってのけるのです。「ワンコ」の意味を説明する気力はなく、命の大切さや生き物を飼うことの大変さはどうやって伝えたらいいだろうと悩んでしまいました。まずはモコとの暮らしが始まってからゆっくり考えることにします。
2012.09.25