The cotton conection

2011.04.01

夕焼け

0401昨日は久しぶりにピアノのお稽古。保育園にまず到着した時点で遅刻だったのに、先生のお宅までいそいでやっと車をとめて・・・見たこの夕焼け。あまりにきれいで娘とうっとり時間を忘れてしまった。やはり写真にしちゃうとそれほどでもないのですが、ゾっとするほどきれいでした。江ノ島や富士山がくっきり。そして海が逆光なのになぜかきれいなブルーに見えました。雲は紫、ピンク、オレンジ。こんな色のむらは絵の具でもましてや生地でも表現できない。
ピアノでは念願の「ママ部屋」。娘を先生にお任せして私はとなりのコタツ部屋で待機のフリータイム。ほんの数十分ですが、こんな自由時間が嬉しくってわくわくします。といっても結局携帯でお客さんのメールチェックしたりしちゃってすぐに終わっちゃうのですが。昨日は先生が置いてくださった雑誌をボーっと見ていました。そこには、テレビにもネットにも出ない、被災地の過酷な現状が写っていました。それから何だか心が妙に重くなり、どんよりつらい気持ちから抜け出せず。お風呂に入ってもぼんやりしてシャンプー、リンス、またシャンプー。結局何回シャンプーしたのか思い出せない。
小学校高学年から中学・高校・大学とデッサンが好きでした。とにかく目の前のものをそっくりそのまま描く。石膏デッサンは大の得意で、受験前には見なくても描けるくらい形が目に焼きついていました。そんな訓練をしてきた私の目には、被災地の写真ひとつが焼きついたまま離れません。(そんな訓練してなくても焼きついてしまうと思いますが)そこから豊かな?想像力でどんどん現場が見えてきて(決してそういう力がある訳ではありません)・・・あの時自分があそこにいたら、娘と手をつないでいたのに離してしまったら、逃げ遅れてしまった人たちのその後のこと、など想像が膨らんでいきます。とにかく現実はテレビよりもネットよりもひどいということ。自分の想像力がまだまだ足りていなかった。身内を失ったわけでもない、家を失ったわけでもない、何の苦労もしていない自分なのにどうしてこんなに弱いのか、なさけない。でも夕刊で見た写真で少し元気が出ました(早っ)。家がなくなり仕事もなくなり大変なのに、3代続いた鮮魚店をつぶすわけにはいかない、と瓦礫を片付け再オープンに向けて頑張っているおじさんの姿。私が元気をもらってどーする。

そういえば、前回書いた黄色いかご。今日スーパーに行ったら「清算済みの商品は今後こちらの黄色いかごに入れることになりました」と。そっくりじゃないの!「かごは店外へ持ち出さないようにお願いします」って私のかご、せっかく買ったのに・・・これじゃぁ、紛らわしい!!!  赤いかごにすればよかった。

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